2022年の鉄道事始めは「小田急ロマンスカー」で 箱根を「観光型MaaS」でめぐる 強羅からゴールデンコースで箱根湯本の日帰り温泉へ(後編)【コラム】
小田急グループの日帰り温泉施設に入湯

箱根MaaS旅のラスト、箱根湯本駅から送迎バスで一足伸ばし、1キロほど西方にある日帰り温泉「箱根湯寮」を訪れました。位置的には、ちょうど箱根登山鉄道箱根湯本―塔ノ沢間のトンネルの真上。それまで別の企業が運営していた日帰り温泉施設を、小田急箱根グループの小田急リゾーツが引き継いで2013年3月に開業しました。
箱根七湯の一つの塔ノ沢温泉で、泉質はアルカリ性単純泉。神経痛、関節痛、慢性消化器疾患、疲労回復などに効能ありとされます。大浴場やレストランの「囲炉裏茶寮八里(読み方は「いろりさりょうはちり」。箱根八里からの命名ですね)、サウナのほか、19室もの個室があるのが特徴で、ターゲットはファミリー客です。
観光ピークのシーズンには、月間1万人近い入湯客が訪れることも。遠来の箱根観光客のほか、小田原など近隣住民にも湯寮ファンは多いようです。高梨浩三支配人は、「国内はもちろん、海外向けPRにも力を入れ、小田急グループの国際化に貢献したい」と話してくれました。
以上で箱根観光型MaaSの旅はゴール。取材目的の今回は日帰りの〝弾丸トラベル〟でしたが、箱根には小田急系の宿泊施設もいろいろあります。観光型MaaSには観光施設割引などの特典もあるので、次回は1泊2日または2泊3日でゆっくり箱根を周遊したい。そんな思いで、箱根湯本から「GSE」に乗車して帰路につきました。

記事:上里夏生(写真は全て筆者撮影)