05相模線 倉見駅【RC造駅舎カタログ】02/400

※2022年4月撮影
トップ画像は、JR東日本相模線倉見駅。この駅も木造駅舎ではありません。
駅が開業した1926年(大正15年)4月に相模鉄道が建てたRC造(鉄筋コンクリート)の駅舎です。ほぼ同じデザインの社家駅の駅舎とは異なり地面よりも少し高い場所に建てられています。正面には階段、横にバリアフリーのスロープがあります。倉見駅は、社家駅よりも三ヶ月早く開業しています。
1926年(大正15年)4月に相模鉄道が倉見駅まで延伸開業して倉見駅は終着駅になります。その三ヶ月後に倉見駅から厚木駅まで延伸され社家駅が開業したという次第。その後は同様に1944年(昭和19年)戦時買収で国有化された相模線の駅になりました。国鉄分割民営化でJR東日本に継承されています。
駅前の道路から倉見駅。駅舎左後の建物は、社家駅で工事をしていたバリアフリーの構内跨線橋用エレベーターです。この倉見駅では既に稼働しています。右に従来からの階段を上り下りする構内跨線橋も見えています。
※2022年4月撮影
倉見駅の西側には相模川が流れています。1960年代に廃止されるまで当駅から砂利運搬の専用線が厚木駅の方に伸びていた様です。廃線跡が倉見桜緑道になっています。相模川からトロリーで運ばれた砂利を貨車に積み込むためのホッパーも駅構内ありました。
駅の南側に駐輪場があります。自転車の向こうに駅舎が見えます。壁面などキレイに改修塗装されているので大正時代の建物には見えません。看板の裏が見えていますが(黄色い矢印)これが駅舎の説明でした。
※2022年4月撮影
寒川町教育委員会が平成17年(2005年)に立てたものです。電化される前の蒸気機関車や創建当時の駅舎の写真があります。相模線で現存する駅舎では最古であること、関東大震災の直後だったので地震・火事に備えてRC造(鉄筋コンクリート)で建てられ、補修費の軽減にもなり当時としては画期的だったと書かれています。
※2022年4月撮影
同じ1926年(大正15年)に建てられた駅舎では、水間鉄道の水間観音駅があります。こちらもRC造(鉄筋コンクリート)の平屋建て、ただし水間寺参詣に使われる駅なので正面中央部は卒塔婆(仏塔)風に作られています。こちらは国の登録有形文化財です。
※2017年12月撮影
駅前道路からバリアフリーのスロープ側。社家駅では塞がれていたドアがこの駅では庇の下にあります。
※2022年4月撮影
駅出入口。この駅も正面にICカード簡易自動改札機。社家駅とクローンの様に同じです。
※2022年4月撮影
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。
(写真・文章/住田至朗)