青梅線 鳩ノ巣駅【木造駅舎カタログ】02/375

※2022年3月撮影
トップ画像は、JR東日本青梅線鳩ノ巣駅。駅舎は、青梅線の南側にあります。御嶽駅の様な神社風ではありませんが、風格のある木造駅舎です。
駅名は鳩ノ巣ですが。駅周辺の地名は棚沢。駅所在地も東京都西多摩郡奥多摩町棚沢です。しかし駅の南、多摩川には鳩ノ巣渓谷という名勝があります。
江戸時代、大火で焼けた江戸復興のために奥多摩の木材が伐採され多摩川を通じて運ばれたました。その時、景観は素晴らしいのですが伐採した材木を流すには障害となる狭い渓谷の地に人夫の飯場小屋が作られ、玉川水神社が祀られました。この神社に仲睦まじい鳩が巣を作ったことから「鳩ノ巣」と呼ばれる様になったと伝えられています。
駅名は、切妻屋根の破風側にあり東側が駅舎正面? 左奥に見える建物は斎場。
※2022年3月撮影
右の階段で相対式ホームの下りホームに上がります。
※2022年3月撮影
駅舎南側。出入口部分に大きな庇があります。
※2022年3月撮影
駅出入口。こちら側には木製の駅名看板が下げられています。
※2022年3月撮影
アップで撮りました。「海抜310メートル 鳩ノ巣駅 開業 昭和19年7月1日」と書かれています。建物財産標がありました。記載は「鉄 本屋1号 昭和16年12月」でした。駅が開業する3年前です。国有化される以前の奥多摩電気鉄道時代に先行して駅舎が建てられた様ですね。
※2022年3月撮影
駅舎前には「鳩ノ巣散策まっぷ」が設置されています。
※2022年3月撮影
駅の正面には釜めし屋がありますが、この日はお休みでした。実はこの時点で12時を過ぎていて少々オナカがへってきたのです。
※2022年3月撮影
駅舎を西側から。左に公衆トイレがあります。
※2022年3月撮影
駅西側の公道踏切に行きました。右の下りホーム側に駅舎があります。
※2022年3月撮影
奥多摩駅側はトンネルが続いています。
※2022年3月撮影
踏切から少し下がった場所から見るとトンネルの手前は橋梁になっています。
※2022年3月撮影
橋梁下の道を延々と登ってゆくと「大根山の神」があり、その先には民俗学者柳田國男も訪れた峰集落跡(廃村跡)があります。1972年(昭和47年)まで人が住んでいました。
廃村からちょうど半世紀が経っています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)『長野県鉄道全駅 増補改訂版』(信濃毎日新聞社/2011)他を参照しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。
(写真・文章/住田至朗)