各地で行われる「公共交通無料デイ」の取組

「公共交通無料デイ」を実施するのは近江鉄道が初めてではありません。最近の事例を見てみましょう。

事業者・路線単位では、2016年に島根県の一畑電車が新型車両7000系の導入を記念し一日無料を実施、2017年に東急電鉄が池上線で「開通90周年記念イベント 10月9日池上線フリー乗車デー」を実施しています。

2019年には熊本・桜町再開発事業の商業施設「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチ クマモト)」グランドオープンを記念し、熊本の10社局が参加する「熊本県内バス・電車無料の日」を実施。そのレポートは現在もWeb上で公開されており、増加した利用者数や経済波及効果などが確認できます。

コロナ禍で利用が低迷した地域への送客、という観点で見れば、岡山市や高知市で行われた運賃無料デイが参考になるでしょうか。岡山市では2021年末の11月と12月に1日ずつ、高知市では11月から翌年1月末までの計20日間で実施しました。無料化した交通機関の混雑や「誰が予算を出すか」といった課題はあるものの、乗車のきっかけ作りや沿線地域への送客といった点で好影響が確認されています。

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✳︎2022年8月10日8時30分追記……日付を一部修正いたしました(鉄道チャンネル編集部)