
兵庫県丹波篠山市の夏の味覚、「大山スイカ」をご存知ですか?市外のスーパー等にはほとんど出回らず、販売してもすぐ完売してしまうことから「幻のスイカ」とも呼ばれています。豊かな自然と昼夜の寒暖差が育んだ、みずみずしくサクッとした食感は格別。丹波篠山へのドライブやおでかけがてら、ぜひ現地で味わってみてはいかがでしょうか。
【記事のポイント】
・丹波篠山のご当地ブランド「大山スイカ」が販売開始
・市外に流通しないため「幻のスイカ」として人気を集める
・専門の「採果委員」が畑に出向いて品質を厳しくチェック
ファンが集う「幻のスイカ」とは
丹波篠山市の山あいに位置する大山(おおやま)地区は、昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候を生かしたスイカの産地です。
戦後から本格的な栽培が始まり、かつては阪神間の市場にも出荷されていました。しかし現在は流通量が限られており、丹波篠山市以外にはあまり出回っていません。
販売してもすぐに売り切れてしまうことから「幻のスイカ」として知られ、毎年大山地区まで買いに訪れる熱心なファンも多く、夏の直売所は朝早くから賑わいます。
栽培されているのは、伝統的な品種で果肉が柔らかい「富士光」と、シャキシャキとした食感が楽しめる「祭ばやし」の2種類。約5kgから15kgと立派な大玉に育ち、昔ながらの分厚い皮を持っています。他を凌ぐみずみずしさと自然な甘みが格別です。
美味しさの理由は、伝統を守る「採果委員」
大山スイカの美味しさの秘密は、収穫時期を見極めて出荷する徹底した品質管理にあります。
収穫時期を迎えると、専門の「採果委員」が生産農家の畑へ出向き、実の詰まり具合や成熟度をひとつひとつチェックします。
この厳しい審査基準を見事にクリアしたスイカにのみ「大山ブランド」のシールが貼られ、晴れて出荷の時を迎えるのです。

丹波篠山の夏の味覚を、ぜひ現地で
古来より交通の要衝として栄えた丹波篠山市には、町なみや祭礼など京都文化の影響が色濃く残っています。また、秋から冬にかけて発生する「丹波霧」などの独特の気候風土が、「丹波黒」をはじめとする多くの農産物を育んでおり、四季折々の味覚を楽しむことができます。
大山スイカは、丹波篠山市内の直売所や青果店などで販売されています。市の中心駅である篠山口駅は、JR大阪駅から福知山線の特急「こうのとり」でおよそ1時間弱。この夏の旅先にいかがでしょうか?
(画像:丹波篠山市)