釧網本線 緑駅 他【木造駅舎カタログ】落ち穂拾い40/351

※2017年1月撮影
トップ画像、JR北海道釧網本線は、北浜駅を出るとオホーツク海から離れて内陸部にはいってゆきます。
原生花園駅。5月~10月の期間営業する臨時駅です。冬期間は、全ての列車が通過。1987年(昭和62年)に臨時駅として営業再開時に作られたログハウス風の木造駅舎があります。駅周辺は、無人地帯。駅を中心にした半径1km直径2kmの円内には誰も住んでいません。(※)
※2017年1月撮影
浜小清水駅に停車した「流氷物語号」は、お隣の止別駅にも停車します。(2017年のみ)
※2017年1月撮影
観光列車ですが、普通に利用している地元の方もいます。
※2017年1月撮影
止別駅は、駅舎内にラーメン喫茶「えきばしゃ」があります。映画『銀のエンゼル』(2004年/鈴井貴之監督作品)で主人公が家出して東京に向かうシーンで、ラーメンを食べていた同級生がホームに立つ主人公に気がつくシーンを思い出しました。
「流氷物語号」は、知床斜里駅が終点です。
※2017年1月撮影
利用者は、全員降りて構内跨線橋を上ります。2007年(平成19年)に作られた斜里町観光センターと複合のモダンな駅舎に待合室があります。
※2017年1月撮影
1時間ほど待って、釧路行普通列車に乗って東釧路駅に向かいます。1929年(昭和4年)開業の中斜里駅。開業時から使われている木造駅舎です。
※2017年1月撮影
2021年(令和3年)廃止された南斜里駅。デッキだけのシンプルな駅でした。周辺人口は、7世帯19人。(※)夕暮れで暗くなってきました。
※2017年1月撮影
清里町駅で列車交換。知床斜里駅からはキハ54形1両編成で釧路駅に向かっています。
※2017年1月撮影
1965年(昭和40年)改築の駅舎には懐かしい鉄製のラッチがありました。
※2017年1月撮影
暗くなって撮影の限界。緑駅の木造駅舎は、大幅に縮小・改修されていますが、駅開業の1931年(昭和6年)に作られたものです。
※2017年1月撮影
東釧路駅に着いて、無意味に広い木造駅舎の待合室で凍えながら地元高校生諸君と根室本線根室行を待ちました。地元の彼等が「今日は、しばれる!」と口々に言っていました。余程寒い夜だったのでしょう。
20時頃に厚岸駅で降りたらホームが完全に凍っていましたから。
※2017年1月撮影
この後がタイヘンでした。家族経営のビジネスホテルの食堂は閉店していて、一番近い飲食店(居酒屋)まで500mほどアイスバーンの上を歩いて往復。筆者のスニーカーでは滑って歩けたものではなく、半分以上這って歩きました。しかも着いたら小さな居酒屋は暖簾を下ろしていて・・・。お店の中にいたおっちゃんに頼み込んで入れてもらいました。おっちゃんが自分用にヤカンで燗した日本酒を一緒に飲んで歓談。元漁師というおっちゃんが自分用に作ったツマミが超美味しかった!
たらふく飲んですっかり御馳走になりましたが「もうレジ閉めた後だから1,000円で良いよ」とおっちゃん。流石に悪いのでもう少し置いて、アイスバーンを這って帰りました。(笑)
※駅周辺人口は、駅を中心にした半径500m、直径1km円内の人口データ(国勢調査 2010年/平成22年)
※使用している写真は筆者が以前にプライベートな鉄道旅で撮ったスナップ写真です。
※過去のコラムで同じ写真を使用している場合があります。
※コラム中の値段は撮影当時のものです。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。
(写真・文章/住田至朗)