南武線 宿河原駅【木造駅舎カタログ】05/394

※2022年4月撮影
トップ画像は、JR東日本南武線宿河原駅。駅敷地内に1本の桜があって花を咲かせています。右奥に構内跨線橋が見えます。
この駅も駅舎を撮影できるのは実質的にこの駅出入口正面の方向に限定されます。南武線は多摩川に沿うように東西に敷かれています。駅は線路の南側、出入口は南向き。
西側は川崎信用金庫宿河原駅支店が駅にくっつく様に建っています。
※2022年4月撮影
駅前広場の東側は、電話ボックスの背後(右)にフェンスがあって宿河原駅の敷地。駅の施設が建っています。
※2022年4月撮影
駅敷地の東には、公道の跨線橋があります。右上の手すりのある高架です。後で上ります。この駅も川崎市が橋上駅舎化を計画しています。
※2022年4月撮影
駅出入口。相対式ホームの下り立川方面側に駅舎は接しています。ホームに上がる階段が見えます。
※2022年4月撮影
宿河原駅は、1927年(昭和2年)南武鉄道が開設。1944年(昭和19年)戦時下の国有化で南武線の所属駅になります。
駅が開業した頃から多摩川まで砂利採取線が敷かれ、南武鉄道が最初に設けた川崎河岸(かわさきがし)駅(貨物駅)まで採取した砂利を運び、艀(はしけ)に積み替え東京方面に出荷していました。多摩川の砂利採取が1934年(昭和9年)頃に禁止され採取線は廃止。現在は市道になっています。戦時下で軍需物資輸送にも使われた川崎河岸駅ですが1970年代初頭に駅は廃止されています。
1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東日本に継承されました。
筆者が日常的に南武線を使っていた頃、駅に乗車駅証明書発行機はなかったと記憶していますが、2014年(平成26年)駅遠隔操作システムが導入され無人の時間帯に対応するようになりました。入場時に切符発行ができない時や非磁気券を使用する場合にこの入場証明書を持って降車駅で処理する様になったのです。
公道の跨線橋に上がりました。桜の花の向こうに宿河原駅舎と駅前広場が見えます。右には構内跨線橋があるため立川方面は見えません。
※2022年4月撮影
構内跨線橋の無い川崎駅方面は見えます。左の上りホームの北側に側線が分岐しています。かつてはこの先に多摩川河岸まで砂利採取用線が伸びていました。
※2022年4月撮影
構内跨線橋の北側、側線が2本あります。右手前に右にカーブする市道がわずかに見えます、これが多摩川に伸びていた砂利採取線の跡です。
※2022年4月撮影
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。
(写真・文章/住田至朗)